2022-01-29

スーパーシェルパ 本格整備 外装組み付けとエンジン始動編

スーパーシェルパ 本格整備 外装組み付けとエンジン始動

残る作業はパーツの組付けとキャブの調整のみ。

まずはタンクとバッテリーを付けて始動確認してからリヤ周りの外装やキャリアを組み付けたい。


実は一回外装も組んでガソリンタンクつけてPRIにしてキャブにガソリン送ったところでキャブがオーバーフローしてしまい。フロートのスティックを疑ったんだけどどうしようもなくてキャブレター外して、キャブ外したならオーバーホールもするべとなり、パーツがなかなか届かないとなり、結果時間がかかりました。オーバーフローはドレンボルトが原因だったけど・・・。再び外装もマフラーまでも外してエアクリーナーも外さなければならず大変でした。

まぁ、2回目は要領が分かってるので簡単でしたけどね。初回は電装系、ホース類、ケーブルも知恵の輪で取外し手順も分からなかったから大変だったけど。組戻しは簡単です。 

エンジン始動!

ジェット付け忘れてたらどうしよう・・・?
電装コネクター間違いなく繋げたかな?
前回はキャブからガソリンがダダ漏れだったな・・・

ドキドキな瞬間です。

タンクを付けて バッテリー付けて・・・ セルボタンON! エンジン始動!

一発ok やった! かかった! 最高! ざまーみろ(?)
オーバーフロー無し。エキパイからガス漏れ多数・・・ 仮締めやったw

エンジン掛かった! ヨシ!

エキパイ本締めして よし!
リヤブレーキチェック ランプ点灯! ヨシ!

フロントブレーキチェック ランプ点灯・・・ 点灯しねーぞ!! もーっ!

ブレーキのスイッチ線を針金で短絡で点灯OK ブレーキスイッチ死亡確定
それにしてもこのブレーキスイッチいつ壊れたんやろ。ほんま怖いわぁ。

とりあえず壊れたALPSブレーキスイッチのケースをドリルで揉んで中身を出して磨いて導通させたけど応急措置でこのまま使う。わいはもうとにかくシェルパで走りたいんや!

純正で注文しても届くの時間かかりそうなんで、ALPSのアフターマーケット品探すけど高いなぁ。部品だけは注文しておく、NTBの互換品でも良いけどそんな安くないなぁ・・・。

と言うか純正部品型番変わってALPSからNTBにスイッチが変わってるんやな。
政治か? コストか? 信頼性か?

旧スイッチ部品番号:27010-1170(ALPS製のはず) ¥1540
新スイッチ部品番号:27010-0025 (NTB製?) ¥1551

中華のパチもんも500円くらいで有るんだよね。
安いけどこの手の中華パチもんで性能いいモノなんて全くみたことないし。

とりあえず走れるようになりました

15分ほど近所ウロウロ走ってIKEA行ってアイス食べて帰ってきたら回転テスト計でスクリュー調整は・・・ ドライバー入らんので断念。アイドルスクリューで調整で終了 お疲れさまでした。
走行インプレはまた後日。


2022-01-27

スーパーシェルパ 本格整備 クリップジョイント再取り付け編

 EKチェーン クリップジョイント再取り付け


ヾ| ´・ω・`|ノ゙ チェーン交換のさいコスト的に安くメンテもしやすいだろうとEKチェーンのセミプレスクリップジョイントというクリップ式のジョイントでチェーンを繋いだのだけど、セミプレスクリップジョイントとは軽圧入式のクリップジョイントということでシールのOリングを軽く潰すように圧入してクリップで止めるのだけど、作業後に画像で確認したらクリップがキッチリ入ってないのが確認されてしまい猛省しつつ、翌朝に圧入して無事クリップインしました。

今度こそ大丈夫! ヨシ!

皆の作業手順を検索してみたところ、ナットでポッチを逃しつつウォーターポンププライヤーやバイスプライヤでぐいっと圧入してるっぽいので自分もナットと各種プライヤ用意したんだけど・・・ コレ使えるんじゃね? と思ったのがDRCのチェーンカッター ピン抜きボルトをぬいてアルミのクランプにボルトでぐいっと締め込むと圧入できました。

DRCのチェーンカッターでぐりっと圧入

このひらめき、ワイ天才じゃね? と思ってましたが。RKジャパンのサイトに同様のやり方が紹介されてましたwww わい天才ではなかった・・・。

まぁ、失敗しといてなんですが、確認はしっかりしましょうね。

スーパーシェルパ 本格整備 チェーン交換やらかし編

今回はチェーン交換やらかし編

年末から始めたスーパーシェルパの整備作業もそろそろ終わり。意外と楽しかったので微妙に寂しいのと以外とお金がかかりました。ストックもありますし、今後色々使う工具も有るし、怖いのであえて集計しませんけど、貧乏な自分の場合トータル給料の1ヶ月分くらい使ったのでは? タイヤも交換したいけどコロちゃんの流行で走行距離が全く伸びてないのでもう数年使う予定です。

チェーンは前回のナップスでタイヤ交換のさいにチェーンの交換もすすめられたんだけどお金がなかったので様子見したんですよね。正直全然伸びはないけどシールチェーンのシールが固くなってるのは感じてました。

買ったチェーンは?

自分はモノグサなのでシールチェーン一択です。
国産ならRK、DID、EK、メーカーは問いません。

幸いamazonアウトレットに104コマのEK QXリングシールチェーン 520SR-X2スチール が5000円を切ってたので購入しました。通常6600円くらいなのでお得でしたがジョイントは圧着工具を買うと高く付くのでクリップジョイントに。しかしチェーンカッター電動グラインダ万力とかも買ってるので別にお安くは済んでません・・・。ナップスで工賃払って交換したほうが圧倒的に安い上に面倒もないですし失敗もありません。

良いんですよ・・・ 自分は経験とか体験を買ってるのです。工具だって残りますが、投資家的な合理的選択が出来てませんしミニマリストとしても失格です。モノ増やしてど~するって言うね・・。代わりに何捨てよう?

出力シャフトのシールを確認をしましょう

さて、シェルパは標準102コマなのでチェーンは2コマ多いですが、中古車ですから現物で合わせてから交換します。それと出力シャフトのシールも確認します。シェルパの持病でコンニチハする可能性の高い部分ですね。安い部品なのでシールは既に購入済みですが問題無いなら交換しません。簡単な部分以外は予防整備とかはしない主義です。良かれと思ってやらかす人間ですよ私は!!

スーパーシェルパのドライブスプロケットは軸用のサークリップオンリーで止まってますけど、どうなんでしょうね?割りピンなども併用してより安全に取り付けたほうが良いのではと思いました。取り外しは安心安全のクニペックスの軸用のサークリッププライヤーを用意。

汚い以外は問題なさそうです

出力シャフトのシールも確認! 問題なし! ヨシ!!

シフトレバーもネジ逆につけてるし…下から上です

周辺を軽く掃除してドライブスプロケットを取り付けます。
スプロケットは全然減ってませんね。

画像確認 ん・・・? なんか 違 和 感 ・・・
サークリップ溝ににハマってなかったwww 大惨事になるところでしたwww
気がついたのだから失敗では無い ヨシッ!!

サークリップハマってなかったけど走る前だからヨシ!

チェーンのカットと組付け
チェーンの方ですが現車も102コマで合ってるようです。
2コマグラインダーとチェーンカッターでカットしました。


チェーンカッター
チェーンカッターはDRCアルミコンパクトチェーンカッター 3240円 を使いましたがグラインダーだけでも、コレ単体でもカットはできます。出来るんですが押し出しピンが痛むのでグラインダーと併用すればより簡単にスルッとカットできます。カシメも出来ると良いんですけどね。カシメできるやつは8000円くらいするんですよね。差額でチェーンがもうワンセット買えますわ。D.I.Dの かし丸くんを買うと1万円。。。 高いよ。でもD.I.Dの かし丸くんを経験したいなー体験したいなー。

作業完了!クリップちゃんと入ってないけど・・ヨシ!

ヨシ! じゃねーよ。 作業完了してねぇ、あした直そう・・・ もう夜なんだもん。
ゴムのOリング有るからプレート押されてクリップはいらんのだもん。
画像で確認大事…。試走してなくて良かったw

後で直すからヨシ!

チェーンクリップ止めの利点は
・チェーンを外してメンテ出来ること
・カシメ過ぎること無く適正な圧力でチェーンを繋げる
・専用工具がいらず安いトータルコストで済むこと

チェーンクリップ止めのデメリットは
・大排気量車には向かないこと(中型車まで)
・クリップがハマったつもりでハマってないことがあること(私です)
・クリップが外れる可能性が無いわけではないこと(私もあなたも)

作業の切り分け
ぐだぐだになっちゃったなぁ…
失敗はワザトですよわざと… 素人整備の危険性を伝えるための企画的な失敗?
そんなかんじですよ。そもそも日本人は失敗を恐れすぎなんですよ。失敗しながら学んでいくことの大切さを
ワイは伝えていきたいと思ってるんです。投資と同じです失敗しながら学んで増やすことの大切さを知ってほしいんです。
やらない停滞は資産の維持ではなくインフレや増税での減少を意味します。学んで経験して失敗してまた学ぶ
そ~言うことです。そこんとこわかってほしいんですよね。ヨシ!

自分は今どきの中型車までならクリップで十分だと思ってます。
大型車なら専門店にお願いしますね。製品選びに適切なアドバイスも貰えるし
工賃も全然安いと思いますよ。ヨシ!

なのでタイヤなんかも断然お店にお願いしますね。
自分でタイヤの交換とかめんどくさいですわ。

クリップハマってないけどDIDのチェーンルブ塗って作業完了です。

次回はタンクや外装各種組み付けとエンジン始動編です。

2022-01-26

スーパーシェルパ 本格整備 マフラー磨き編

今回はスーパーシェルパのマフラー磨き編です。

マフラーはアルミが白く粉が吹いたサイレンサーの研磨と、焼けサビで黒くなったステンレス製のエキパイを磨きます。

コチラは作業後の完成品キレイでしょ?

さらにスーパーシェルパの悪名高いエキパイとマフラーのすぐに錆びる結束クランプ、そしてやはりサビだらけになるエキパイの取付ナットです。 この辺は妙にカワサキを感じる部分ですね。自分にとってはカワサキ=錆のイメージなんスよね。

駄目状態がわかりにくいけど焦げエキパイと錆クランプ

サイレンサーのアルミポリッシュ磨き
マフラーの研磨はボッシュのディスクグラインダーで研磨。回転数を落とせるタイプならポリッシャーとして使えます。ただ熱がたまるので短時間で休み休み使うか時折高速で回すかして冷やさないと壊れます。しかし電動工具は仕事が速いですね。あっというまに白サビのボコボコを飛ばしてくれます。

ボッシュの速度可変式の電動ディスクグラインダー

手順としては
ヤナセ ユニロンディスクMIX(荒研ぎ) > ヤナセ FFフェルトディスク(+青棒) > ピカールネリ
の順で仕上げました。

ピカールでぴかーる

やりすぎない程度にほどほどのアルミのバフ掛けが出来たと思いますので満足。

ユニロンディスクとFFフェルトディスク

エキパイは
ヤナセ ユニロンディスクMIX > 耐水ペーパー1000番 > 耐水ペーパー1500番 > ピカールネリ

の順で仕上げました。真っ黒だったエキパイが銀色に輝いて満足です。アルミよりステンの焼け錆の方が硬く強固で大変でした。どうせ再び焼けるのでこちらもやりすぎない程度に磨きました。

作業中のエキパイとマフラー

サビサビのクランプ
エキパイとマフラー間の取り付けクランプは再利用は錆びの塊になっているので交換します。部品番号:92170-1454 クランプ ¥472

ここは購入当時から赤錆で錆だらけだったのですが10年経ったら真っ黒になって逆にいい感じだなとか思ってましたw それにしてもカワサキらしい酷い状態です。ここは改善されること無く残念なままに2007年生産終了となりました。

交換部品も換えただけでは直ぐに錆びてしまうようなので耐熱塗料で更に厚くコーティングします。 幸いマフラークランプは安いので2個買って両方処理します。耐熱塗料はモノタロウブランドの耐熱シルバーで塗装した後にトースターで焼入れします。焼入れしないと塗装が固まりません。コレを3回繰り返しました。これで錆びないと良いのですが・・・。

サビサビクランプと耐熱塗料マシマシ新品クランプ

錆びたエキパイの取付ナット
コチラも錆の塊になってましたが表面だけなようで再利用できそうです。
部品番号:920151923 ナット ¥462(2個必要です)

エキパイの取付ナットはサンポールでサビ汚れを落として耐熱塗料で再塗装で再利用します。コレもマフラークランプ同様の処理をしました。
すみません作業中の画像はありませんでした。

エキパイ取り付けナットもきれいになりました。


キレイになってかっこよくなりました!!

後はこの状態がどれだけ維持できるかですね。

次回はチェーン交換の予定です




2022-01-24

スーパーシェルパ 本格整備 キャブレターオーバーホール編

私のシェルパの現状と設定 
私のシェルパは2007年式の中古車を2012年10月に買いましたが、その時すでにノーマルではなく、マフラー交換、AI撤去、購入したSOXにてキャブをいじった状態で納車されましたという前提があってのキャブレターの整備となります。

10年ほど乗って始動性、エンジン共に問題を感じていませんでした。ちょっとチョークケーブルが駄目になってるのかな? 位の感覚です。最初の予定ではキャブのチョークレバーのダイレクト化とスロットルの一本化がメインで中身は見る予定ではありませんでしたが・・・。

チョークケーブルはほんの致命傷で済みました

キャブレター御開張! ナメたネジをネジザウルスで外します ぱっか~ん!
キャブレタートップのベンチュリーカバーを外しますが、ネジが4本ともナメてました。ネジザウルスで外します。ネタで買ったネジザウルスが活躍するとは思いもしませんでした・・・。トップカバーを外したらダイヤフラムとピストン+ジェットニードルを抜きます。これらはするりと取れます。

次にフロートカバーを開けますがコチラのネジもナメてはいませんでしたがやはり損傷・・・。 中身はピカピカで10年モノとは思えないとてもきれいな状態です。

中は割とキレイ

10年以上乗ったシェルパの取り外したキャブレターの中身は思いのほかきれいでした。が、色々汚れてはいました。走行距離は少なめですが10年の歳月ですから汚れもするでしょう。

シェルパのキャブを開けるのは十年ぶりです。グースに乗ってたころはFCRキャブをしょっちゅうあけてました。FCRキャブセッティングしては第三京浜を走りSAでタンク外したり自由な時代でした。

設定の状態確認と取り外し
ジェット類はパイロットエアの戻し数を確認し3回転戻しだった(サービスの設定は2回転半) フロートの高さをは13.6mmでした>のちに14mmに調整、サービスマニュアルでは14.6mm(+-2mm)とあります。)メインジェットは130番(ノーマル127番)以外はノーマル設定でした。

フロートとニードルホルダを外した状態

フロートを外すにはピンポンチ
ニードルバルブの状態確認のためフロートも外します。このキャブはフロートピンが片面軽圧入されており、取り外しにピンポンチ(2mm)が必要になります。取り外しはキャブは懐に置いて持ち、キャブを支えながらピンポンチを当ててハンマーで軽くコンコンするだけです。跳ねるので台に置いてピンをガンガン叩く必要はありません(フロートの支柱が折れます)慣れるととても簡単ですが慣れるまでは壊さないかと怖かったですね。

TONEとPBのピンポンチ500円くらい

燃料ラインのニードルバルブ
ニードルバルブは段付きもなし健全、ニードルバルブホルダーはプライヤーでゴリゴリ抜きます。茶こしが付いてますが粘着物質が少し付いてました。ホルダーのゴム製のOリングは硬質化して切れたので交換しましたが、ここは純正では単品で部品が出ないのでNTBの製品を購入。

切れたOリングは交換です

ニードルバルブのポッチ部分が固着したり粘着物質で戻りが悪い場合は単品で部品が出ないのでホルダーとセットでアッシ交換かキャブクリーナー等の溶剤でスムーズに戻るまでシュコシュコしてください。予備で買ったキャブはこの部分が固着してました。

外したニードルホルダとニードルバルブ

ジェット類を外すマイナスドライバー3種
ジェット類はサイズの合うマイナスドライバーで外します。パイロットジェットの穴に入るドライバーがベッセルのビットしか合うモノがありませんでしたが幸い専用品のように取り外せました。ベッセルの剛彩ビット/マイナス4mmがオススメ

ベッセルの 剛彩ビット -4mmが良い


パイロットスクリュはマイナスの5mm、メインジェットはマイナスの6mm以上おすすめ。
マイナスドライバー3兄弟

キャブレターの洗浄作業に関して
ゴム/プラパーツをなるべく外したらエンジンコンデショナーで汚れやホールにスプレーします。ジェット類はミニビニール袋に入れて半日くらいは漬けておくとあらかた汚れが落ちます。キャブ本体は使用後すぐにパーツクリーナーで洗浄してください。極力ボディ内のプラ製のピストンホルダーに掛からないように。ジェットやダイヤフラム/ピストンを付けたままホールにエンジンコンディショナーを注入して一日放置とか絶対にやってはいけません。ゴム/樹脂類が終わりますキャブが燃えないゴミになるので注意してください。かけていいのは金属部だけです。

エンジンコンディショナーはとにかくゴム、樹脂、人間にやべーやつだと思って使用しましょう。エンジンコンディショナーはキャブクリーナーより強力です。できればゴーグルやマスクも装着してつかうほうが安全です。


パイロットジェットの交換
パイロットジェットは穴が完全に詰まっていたので洗浄しましたが一番上げて、カワサキ純正13.6B/17.5番からキタコ・ミクニ純正13.5A/20番を試してみます。(濃くてボコ付くようだったら戻します)なにはともあれ鼻詰まりパイロットジェットが開通したので問題は感じていませんでしたが始動性は改善するとはおもいます。

他のジェット類は洗浄のみです。

パイロットジェット、左から新品、中古、中華

チョークはスズキ純正パーツでダイレクト化
コレへの交換が今回のキャブ取り外しの本命やったけど、現在始動前にて特に感想がありません。組み立て後の試走インプレまで少々お待ちを。プランジャアッシ 13411-42A20 2276円 はモノタロウで注文しました

チョークはスズキの純正部品でダイレクト化

エアカットバルブカバーとエアカットバルブダイヤフラムも交換
コチラも駄目っぽいので中のダイヤフラムは予備のキャブから移植、エアカットバルブカバーはヤマハ純正品 カバー ダイヤフラム 3LD-14958-00 1871円
安いと噂のスズキ純正品は廃番になってるのかモノタロウでは注文不可でした。


カバーも中身も駄目な感じ

エアカットバルブカバー(ダイヤフラムカバー)も交換

キャブレター周辺関係でやったこと
ニードルバルブ/ホルダ清掃、油面調整、パイロットジェット20番手に上げて新品に交換、パイロットスクリュー標準の2回転半戻し&洗浄パッキン交換、穴という穴をエンジンコンデショナーで溶解洗浄、メインジェット130番、ダイレクトチョーク化、燃料ホース交換、負圧ホース交換、エアクリーナーエレメント交換、エアダクト交換

キャブレターは結構お金かかりました(>_<)

最後に、洗浄したパーツを組戻して完了です。一応キャブといえばセッティングと考える人もいるようですがノーマルなら基本サービスマニュアルのサービスデータに従えばいいです。やってエアスクリューで回転の頂点出したらアイドリング調整だったかな。 これだけやれば新車同様なはず… 新車状態しらんけど。

次回はエキパイとマフラー磨きです


2022-01-23

スーパーシェルパ 本格整備 キャブレター整備編

 キャブレター整備編(キャブレター開封と必要工具)

キャブとかみんな外します

今回はエアダクトを交換するついでにキャブレターもメンテします。

キャブレター(気化器)は超アナログな精密機械で現代のエンジンにおいてはFI(燃料噴射)に取って代わられてしまった旧世代を代表するような機構です。パーツも今後は在庫限りになるでしょうし、メーカーによってはパーツがネットから買えなくなるなどの噂もあり旧型車の維持管理が一層難しくなります。

これまでは安いという理由で古いバイクを維持管理をしながら乗ってた層は故障頻度、パーツの価格、パーツの入手経路、なども含めて今後を考えるならばFIの付いた現行車に切り替えたほうが信頼性と維持コストが見合うかと思います。

自分もスーパーシェルパというバイクにそれなりに執着していますが、エンジン本丸がやられてしまったらと考えると悩ましいところです。日常使いしながら乗り潰していくのか、今どきのバイクをもう一台買って足にしながらシェルパを温存するのか?日常の生活で断捨離とミニマリズムを取り入れながら悩ましい日々が続きます。 趣味人は物が多い…。

マフラーを外したエンジン全貌

スーパーシェルパのキャブレターはアッシで丸ごと部品では買えなくなってるのでキャブを丸ごと手に入れるにはヤフオク!が手っ取り早いのですが、状態の良くないキャブレターが3万超えてるとかこのバイクも いよいよ美味しい維持管理は無理になりつつあります。昔は不人気車ゆえそれなりの程度で部品も二束三文でした。今後は状態の良い中古車を丸ごと一台買って共食い整備しながら乗るのが一番安上がりかもしれません。

さて、キャブのメンテを始めましょう。

この車両はAIをキャンセルされてるだけにキャブレターは何度か開けた形跡があります。トップカバーもフロートカバーの取り付けのネジも半分くらい損傷、もしくは完全にナメている状況です。こんなもんホムセンとかで買っても1個5円くらいなんだから交換しとけよと思うけど、10年くらい昔の話ですから時効です…。 自分で交換してもモノタロウで1個4円、純正部品でも出るけど1個55円なので純正買う価値なし。このネジは普通の規格品です。安い部品なので整備毎に全交換でもいいでしょう。

傷んだ小なべネジ

左から傷んだなべ小ねじ、新品なべ小ねじ、SCM435鉱六角穴付ボルト

自分は毎回全交換は嫌なのでナメにくいSCM435鉱の六角穴付高強度ボルト(10.9)に交換します。強度が必要ない場所に使うネジでもありませんが趣味なのでいいでしょう。ステンボルトはカジリやすいので自分的にはNGです。自分は漢の鉄派です。

キャブレターの交換予定部品は

①パイロットジェット (92064-1183)¥692
②パイロットエアのゴムパッキン (パイロットスクリュー用Oリング Φ5 NTB / UCO-002PS)¥238
③フロートフォルダのゴムパッキン (フロートバルブ用Oリング Φ11 NTB / UCO-001FV)¥318
④フロートバルブ、とフロートバルブホルダ 個別で部品が出ませんアッシ(16030-1085) ¥2287
⑤なべ小ねじ 4Mx10mm 一個4円 or SCM435/六角穴付ボルト M4×10 1パック(37個) 399円
⑥なべ小ねじ 4Mx12mm 一個4円 or SCM435/六角穴付ボルト M4×12 1パック(37個) 399円


高価なダイアフラム類はヤフオクで買った予備キャブが有るので問題あればそちらから移植します。

キャブレターの構造と整備手順は中古のキャブレターで練習してからというのをオススメします。練習すれば本番で失敗しにくくなりますし壊しやすい部品、力技が必要な部品の見極めも予習できます。精密部品の力技本番一発勝負はオススメしません。サービスマニュアルも無ければ竹槍で戦争に行くようなものと心得ましょう。


必要な工具とケミカルは

プラスドライバ#2 (お好みの2番プラスドライバーでOK)
マイナスドライバ 4mm(ベッセル4mm幅のビットドライバをオススメ)
マイナスドライバ 5mm(5mm幅のドライバなら何でも良い)
マイナスドライバ 10mm(10mm幅前後のドライバなら何でも良い)
ピンポンチ 2mm幅 (500円前後で買えます)
ペンチ類各種 (フロートバルブホルダの固着の場合引き抜きに必要)
精密用ピック(パイロットエアのゴムパッキンの取り出しにあるとすごく楽)
ネジザウルス (ナメたネジや錆びたネジの取り外しの一番手)

エンジンコンディショナー (KUREのが安い)
パーツクリーナー (何でも良いけどプラスチック・ゴム対応のものオススメ)
パーツ洗浄剤 (粉の洗浄剤、汚れがひどいく漬け置き洗いする場合必要 1kgで1000円くらい)

プラスドライバーはバイクの整備で使うのは凡そ2番で、外装などで大きめの3番を使います。特に2番は使用頻度が高く消耗したらネジがなめるので消耗品と割り切って使うならベッセルのメガドラが食いつきが良くて安くて使いやすいです。貫通とスタンダードの長いやつがあると便利でしょう。最近流行りの電動ドライバも一つあると楽ちんです。もちろんWERAやPBの高級品を買って使い潰すのもお好みで。プラスドライバーは高級品でも2000円以下ですから買いやすいですよね。自分が好きなのはベッセルとかTONEの国産のやつ。コスパがいいです。

次回は いよいよキャブレター開封です パッカーン!