2022-01-17

スーパーシェルパ 本格整備 リヤブレーキ編

後ブレーキキャリパーの取り外しとオーバーホール編です。





取り外しは30cmのスピンナハンドルko-kenの5mmヘックスソケットで簡単に外れました。キャリパーの取り付けボルトが10.9の高強度ボルトであることも再度確認します。中古車の場合、無邪気なオーナーステンボルトに交換していることがあります。恐ろしい事です。メーカーケチて安い錆びるボルトを使ってる思い違いをしているのですね。

リヤブレーキの調子が悪い問題
はリヤマスターシリンダーのピストンコンプ(43020-1094)とワッシャが発錆しての固着かキャリパーのピストンが錆びてシールを巻き込んでの固着を疑いましたが原因は後者でした。

キャリパーを外してブレーキピストンを抜くためにブレーキーフルードを追加しながらピストンが抜けるギリギリまで押し出します。こうするだけでブレーキピストンプライヤーもエアーコンプレッサーも不要で簡単にキャリパーピストンが抜けるのに・・ 簡単に抜けます。本当です。


確認したところ、リヤキャリパーとピストンの間からダストシール(43049-1068)
ヾ| ´・ω・`|ノ゙コンニチハ してました。

錆びたピストンにダストシールが引きずり出されて噛み込んでいるようです。フルードの奥のシール(43049-1016)共々交換。ちなみにこのゴムシール(パッキン)には裏表はありません。キャリパー側の溝で必要な角度を作っているのです。見たところ傷んでいるのは大気に触れるダストシールだけでしたが両方変えるのがセオリーです。


錆びたピストンは1000番・1500番の耐水ペーパーでサビを落としてコンパウンドで研磨して再利用することにしました。ピストンコンプ(43020-1117)2298円は良い和牛ステーキ1枚分ですから再利用すれば今夜はステーキです。


ブレーキキャリパーはすごく汚くて発狂しそうです。
お風呂場でお風呂に入りながら別れた彼女の歯ブラシで懸命に磨きました。

ブレーキキャリパーの組戻しは楽しい作業です。
株主もやっている日産のラバーグリスをシールとピストンに塗り塗りして組戻します。スライドピン方式なのでゴムブーツも(49006-1054)538円 (49006-1055)307円の2点も注文してありますが傷んでいないようなので再利用します。なんでもカワサキの純正部品がネットで注文できなくなるとの噂もあり再利用できるものは再利用して新品はストックすることにします。ゴムブーツとスライドピン側はシリコングリスを封入しました。
新品のブレーキパッドを組み込んで完成です。


ブレーきキャリパーのオーバーホール作業はYoutyubeでの「まーさんガレージ」ブレーキキャリパー、マスターシリンダー オーバーホール【ジェベル200】編が要領としては参考になります。


こんかいリヤブレーキパッドはデイトナ バイク用 ブレーキパッド ハイパーシンタードパッド 72457にしました。自分リヤブレーキはソコソコ効けば良い派ですので・・。
2366円と安かったのです。


次回はリヤブレーキマスターシリンダーのオーバーホールです。

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